【出産振り返り】帝王切開手術当日のこと
こんにちは、monicaです。
不妊治療専門クリニックで今年の2月末に胚盤胞(5AA、着床前診断(PGT-A)「A」の正常胚)を移植した結果、無事に陽性判定、胎嚢確認、心拍確認、クリニック卒業を経て、妊娠38週目でついに元気な赤ちゃんを出産しました。
今回は出産の振り返りとして、緊急入院後の続きを書こうと思います。
↑の続きです。
妊娠高血圧症候群のために、予定帝王切開手術前最後の通院のまま緊急入院となってしまったのですが、翌日には血圧がだいぶ落ち着いたので、そのまま一般産科病棟に移りました。
その前に担当医師から帝王切開手術のリスクについて説明がありました。
もし手術当日に赤ちゃんが頭位になっていたら、キャンセルとなるとのことも。
でも、ずっとみぞおちのあたりに何かに押されるような痛みがあって、おそらく赤ちゃんの頭で、このまま逆子ちゃんのままなんだろうという自覚はありました。
そのまま手術予定日までは平和に過ごしていたものの、前日の夜、看護師さんに下腹部を剃毛してもらった時、いよいよだなと、だんだん緊張してきちゃいました。
そして、手術当日。午前8時。
夫が病院に到着したという連絡を受け取ってすぐに、担架に乗せられてICUへと移動。
まずは台の上で身体の右側を下に、うずくまるような体勢をとり、脊髄くも膜下麻酔と硬膜外麻酔をしてもらいます。
が、このステップがなかなか進まず、この間ずっと無理な体勢をとっていたせいで後で痛い目に遭うことになりました。
その話はおいおいするとして、随分時間がかかってやっと麻酔が終了。
下半身に氷を当てられて、ちゃんと麻酔が効いていることが確認されて、いよいよ始まりました。
ちなみに上半身には麻酔が効いていないので、意識はしっかりありました。
帝王切開を経験した義母からは、「痛みはないけど、赤ちゃんが出てくる感覚はわかるわよ」と言われていたので、その感覚を待っていました。
・・・なのですが。
ここからの流れはスムーズで、いつお腹切ったの? いつ赤ちゃん出したの?というのにまったく気づかず、あっというまに「ギャー!!」という泣き声と、「赤ちゃん生まれました!」「おめでとうございます!」などという声が聞こえてきました。
そして、スタッフがほどなくして顔のそばまで赤ちゃんを連れてきてくれました。
小さくて、かわいくて、でもお顔はしっかりしていて、目もちゃんと開いていて、ちょっと目が夫に似ているなぁ、元気に泣いているなぁって思いながら、感激するよりも前に、気づくと涙を流していました。
「生まれてきてくれて、ありがとう」
そう言葉をかけながら、赤ちゃんのぬくもりを額に感じました。
そうこうしているうちに、また気づかぬうちに腹部が縫合され、担架に乗せられて病室まで移動。
左手には点滴、右腕には血圧計、その他いくつか機械に繋がれているのはわかりましたが、この時はまだ下半身に麻酔が効いていたため、状況はよくわからず、何より上半身は割と動いたので、スマホで家族と連絡を取り合って過ごしました。
数時間して赤ちゃんが病室にやってきて、初めて抱くことができました。そして初めての授乳も。
本当に、こんなに愛しい存在がずっと私のお腹の中にいてくれて、さらにこの世に生まれてきてくれて、幸せでもう胸がいっぱいでした。
そしてそして、幸せなのは変わらないのですが、このあと地獄の痛みが始まったのでした。
先にお話しておきますが、帝王切開の傷の痛みも、後陣痛も、全然大したことなかったのです。
地獄の痛みは、まさかの予想外の箇所に発生しました。
その話は次回に続きます。
monica